2007年10月19日

ミュージカル劇 「RATS」

ミュージカル劇 「RATS」 −今村さんの早期退職−

感想書くのがとっても遅くなりましたが、大阪に住む可愛い後輩ちゃんに誘われて久しぶりにCONVOYの公演を見に行きました。
CONVOYのメンバーに変更があったり、メンバーの皆さんの顔の皺や隈がハッキリ、クッキリしてしまった所などを見て、時の流れを痛感しました。(^^ゞ

ミュージカル「RATS」はTHE CONVOYとDA PUMPが共演することでも話題でしたが、chicaとしては今村ねずみさんの演出・脚本じゃない・・という点がめずらしかったです。
ねずみさんが演出しないCONVOYはCONVOYなのか?という素朴な疑問とともに幕があがりました。

DA PUMPのメンバーは小柄でCONVOYの中で踊っていると、子供が3人混ざっているみたいに見えます。
但しヒップホップのダンスはさすがにキマっています。
特にISSAの動きは素敵でした。彼は声もよく通っていて上手でした。

ストーリーとしては、一流広告代理店に務める9人のエリートサラリーマンたちが、かつての上司である今村課長代理の退職をきっかけに自分の仕事、将来を見つめなおす・・・という感じでしょうか。
前半は各メンバーがGala状態で踊る構成、後半はぐっとConvoyらしくなります。
ああ、このダンスはサムさんがやっぱり上手、この動きはDA PUMPのが得意ね・・・などとダンスのパートがとくに楽しめました。

ラスト、アンコール(?)でのみんなのダンスは特に素晴らしく、このダンスだけを30分位見ていたい!と思う程でした。
その感想を後輩ちゃんに言うと「Convoyメンバーもお年ですから、それは無理です」と言われました。なーる程、納得・・・してしまうのがちょっぴり悲しかったです。
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2007年10月18日

イカとクジラ

このタイトルをはじめて目にした時「地球環境のドキュメンタリーか何かかしら?」と思ったのは私だけではないハズです。
実は私お薦めのイケメン監督の映画でした。(私が見たDVDで監督が自分の映画について長々と説明しているんですが、彼が素敵なので思わず長い説明を全部聞いてしまいました(笑))
8月にご紹介した映画「明るい瞳」の監督も繊細そうで素敵でしたが、彼よりノア・バームバック監督の方がずっと好みです。
因みにミニ映画トリビアとして、バームバック監督の奥様はあの個性派女優ジェニファー・ジェイソン・リーです。
奥様といい、映画といい、根っからのインディーズ気質と言えそうです。(笑)
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イカとクジラ
THE SQUID AND THE WHALE
監督: ノア・バームバック
脚本: ノア・バームバック
音楽: ブリッタ・フィリップス、ディーン・ウェアハム
出演: ジェフ・ダニエルズ、ローラ・リニー、ジェシー・アイゼンバーグ、オーウェン・クライン、ウィリアム・ボールドウィン、アンナ・パキン
2005年 米

<あらすじと感想>
舞台は1986年のアメリカはニューヨーク。
マンハッタンの喧騒からは離れたブルックリン・パークスロープに住むある4人家族が住んでいた。
昔は人気作家だったが今は新作の出版もままならず、なんとか大学の講師をしている父(ジェフ・ダニエルズ)、雑誌ニューヨーカーに取り上げられるほど話題の新進人気作家の母(ローラ・リニー)、そして16歳のウォルトと12歳のフランクの兄弟。
そして、このインテリ家族の両親は今離婚の危機を迎えていた。
そのおかげでウォルト(ジェス・アイゼンバーグ)とフランク(オーウェン・クライン)兄弟は、週のうち火水土と隔週の木曜を父の家、残りを母の家で過ごすため、両方の家を行き来する日常生活を強いられる。

とっても自己中心的でそれに気がつかない父親、自分の浮気を隠そうとしない母親、大人だからといってパーフェクトなわけがないが、親としてこれでいいのかという自由な振る舞いにリアルさを感じてしまう。
そして長男のウォルトはピンクフロイドの曲を自作だと偽って学校のコンテストに出たり、読んでもいない本を読んだかのように思い込んだりしている虚言癖の傾向があり、弟のフランクは小学生だけどストレスからビールを飲んだり学校内で奇行に及んだりして問題児化していた。
両親の離婚というハプニングを乗り越え、兄弟が成長していく姿を描いている映画だと聞いていたのですが、結局人間なんていつまで経っても「完璧な人間」になんかなれない、大人だってただ年をとっているだけなんだなぁと言いたいみたいでした。
バームバック監督が語るところによると、この映画の脚本は彼の少年時代を色濃く投影して描き出した、ある不器用な家族の物語なのだそうです。
父親の自己中心的な姿が妙にリアルで、ストーリーは全体的にとっても自然な展開。
監督自らが書いたシニカルでユーモアにあふれる脚本は絶賛され、アカデミー脚本賞ノミネートをはじめ主要な映画賞を賑わせたという話にも納得できました。
おまけですが、弟役のオーウェン・クライン君が可愛く、芸達者なので、彼の今後を楽しみにウォッチして行きたいと思っています。
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2007年10月17日

ラベンダーの咲く庭で

丁度この映画が公開されたころ、世間でもイギリスの海岸でずぶぬれの黒いタキシード姿で見つかった記憶喪失の男性が「沈黙のピアニスト」として注目を集めていたのを思い出します。
この映画は完全にあのニュースとダブってしまいましたが、現実よりも映画の方がずっと切なくて良いお話なんです。

ラベンダーの咲く庭で
LADIES IN LAVENDER

監督 チャールズ・ダンス
原作 ウィリアム・J・ロック
脚本 チャールズ・ダンス
音楽 ナイジェル・ヘス
出演:ジュディ・デンチ 、マギー・スミス 、ダニエル・ブリュール 、ナターシャ・マケルホーン 、ミリアム・マーゴリーズ
2004年 イギリス

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<あらすじと感想>
舞台は1936年のイギリスはコーンウォール地方。
ジャネット(マギー・スミス)とアーシュラ(ジュディ・デンチ)はオールドミスの老姉妹。
自然に溢れた町の浜辺に近い家にひっそりとくらしていた。ある嵐の翌日、アーシュラは1人の若者が浜辺に打ち上げられているのを発見する。
英語の話せない外国人のアンドレア(ダニエル・ブリュール)と名乗る若者を、姉妹は競って看病する。この時の姉妹の一生懸命な様子は微笑ましいくらいです。
突然の若い被保護者の出現は彼女達の生活に活気と潤いを与えたのです。
特に第一発見者であるアーシュラは、ひと目見た時からこの孫ほどにも年の違う青年に魅かれていました。
看病し、英語を教えているうちに、叶わぬ思いとは承知していても、どんどん募っていく気持ちを抑えることは出来ませんでした。
アンドレアのちょっとした態度に一喜一憂し、姉のジャネットに嫉妬するアーシュラの様子はまるでティーンエイジャーの少女のようで、若い男の子をあまりにも熱心に恋する姿は少々不気味でもありました。
そのくらい真に迫っているジュディ・デンチの演技力は確かでした。(だからかも知れませんが、私はしっかり者の姉のジャネットに共感を持ちました。きっとそれもデンチの演技力ゆえでしょう)

平凡で静かな彼女達の生活をアンドレアが楽しく刺激のあるものに変化させてくれたのも束の間、若い将来のある彼をいつまでもちいさな籠に入れておくわけにはいかないのです。
ヴァイオリンの才能があると近所でも評判になったアンドレアは、この町に観光に来ていた美貌の若手女性画家にその才能を見出されます。
そして彼女の勧めにより、彼はお世話になった老姉妹に別れを告げずにロンドンへ、彼の未来へ向けてアンドレアは旅立ってしまいました。
旅立ちの時はあまりにも突然やって来たのでした。

彼が出て行ってしまってからら訪れた冬のある日、ロンドンから一通の手紙が届く。
そこにはロンドンでアンドレアがデビュー・コンサートを行う知らせと、黙って出て行ったことに対しての謝罪が記されていた。
コンサートの当日、アーシュラとジャネットはロンドンにいた。
彼女達の庭で奏でられていたあの美しい調べをもう一度聴くために・・・。

人生は後戻りできず、恋には時期がある。
しっかり者の姉ジャネットと恋する乙女のようなアーシュラ、2人の老女の楽しい時間は過ぎ、またもとの静かな生活が繰り返される。
人生のちょっとした甘酸っぱさを感じるお話でした。
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2007年10月16日

ベルリン・フィルと子どもたち

偶然BS放送でとっても素敵な映画に出会いました。
これはドキュメンタリー映画のカテゴリーなのかしら?
指揮者のサイモン・ラトル(サーの称号を持っている方)とは一度会ってお話してみたいと思いました。こんな夢叶うかしら?(笑)

ベルリン・フィルと子どもたち
RHYTHM IS IT!
監督:トマス・グルベ、エンリケ・サンチェス・ランチ
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー≪春の祭典≫
出演:サー・サイモン・ラトル、ロイストン・マルドゥーム(ダンス・ユナイティッド振付師)、スザンナ・ブロウトン(振付)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(演奏)&250名のベルリン在住の子供たち
2004年 ドイツ

ベルリンフィルと子どもたち.gif<あらすじと感想>
2003年1月、名門ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督兼首席指揮者に新たに就任したサー・サイモン・ラトルが「教育プロジェクト」の一環としてストラヴィンスキーのバレエの名曲「春の祭典」を指揮した。
ベルリン・フィルハーモニーの共演者として舞台に立ったダンサーは人種も年齢も違う地元に住む250名の子供たちだった。
彼らはダンスの経験はおろか、クラシック音楽への関心もなく、日々を無気力に過ごしていたが、この「教育ダンスプロジェクト」に参加し、6週間に及ぶ厳しいレッスンを受け、晴れ舞台に立ったのだった。

貧困、難民、さまざまな国から色々な事情を抱えながらベルリンに生きている子ども達が音楽の魔法にかかり、団結し、素晴らしい舞台を作り上げていく過程は決して平坦ではなく、ダンスの振付しであるマルドゥーム、ブロウトン両氏の厳しく粘り強い指導の賜物であった。
二人の指導者の「限界を設けることは容易いこと。でも彼らのような若者は自ら限界を設けてはいけない。常に限界を超える努力をすべきなのだ」という言葉が強く響いた。
子ども達の境遇はけっして良いものではなかったが、同情し甘やかすのではなく、今後どんな境遇でもよりよく生きることができる強さを持てるようにしてあげることが大人の役目であるという確固たる姿勢が潔い。
この映画では子どもたちの潜在能力が徐々に引き出され、あの有名なバレエ「春の祭典」をきちんと内部に吸収し、表現していく過程が見事に映し出されている。

サー・サイモン・ラトルは語った。
「音楽にはもっと可能性がある。意味を持ち、人々の役にも立てる。」
「音楽にできるのは人々を分断するのではなく、1つにすることなんだ」
彼が子ども達に語る「春の祭典」の解釈はとてもわかりやすく、魅力的だった。
彼らのような大人に出会って成長する子ども達はとても幸せだと思いながら、清々しい気持ちで映画を見終わりました。
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2007年10月09日

ローラ

おなじくスペイン・ラテンアメリカ映画祭で見た映画です。
フラメンコ界でとても有名なダンサー、ローラ・フローレスの生涯を描いた映画だというので見てみました。
フラメンコ好きなくせにChicaったら映画にまでなっているローラ・フローレスを存じ上げませんでした。(^^ゞ

映画は激しいサパテアードで始まります。
真っ赤な衣装のダンサーの赤い靴が映し出され、サパテアートのリズムに一気にフラメンコな世界に引き込まれていきます。
映画を見て本物のローラが踊っている映像があるなら見てみたいと思いました。

ローラ/フラメンコ界の伝説 Lola, la pelicula
監督:ミゲル・エルモソ
出演:ガラ・エボラ、アナ・フェルナンデス、ホセ・ルイス・ガルシア・ペレス
スペイン 2007年

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<あらすじと感想>
舞台は1930年のスペインはヘレス。9歳の少女ローラは母親に頼まれたお使いに行った先でフラメンコを練習する少女たちをみつめていた。
それを見たギタリストのおじさんが「踊ってみるか?」と彼女に声をかけ、ローラはブレリアを踊り始める。
達者な踊りにギタリストのおじさんが「どこで習ったんだい?」と聞くとローラは「習っていない、ただ自然に体が動くの・・」と答えた。
9歳の少女ローラはまだ自分の素晴らしい才能に気がついていなかった。
長じて彼女は大舞台を夢見るダンサー&歌手として小さな舞台に立ち続けるが、現実は厳しかった。彼女を応援する家族との貧乏暮らし、地方から地方へのどさ周り、初めての恋と裏切り、それでも彼女のフラメンコに対する情熱が消えることは無かった。
やがて彼女はパトロンを見つけ、自力で成功を収めて行く。
美しく才能豊かな彼女がいかに成功への階段を上っていくのかを見るのも面白い。
この映画は後半になるとフラメンコダンサーとしての成功を掴んだ彼女が、女性としての幸せをどう掴んで行くかがメインとなります。
1995年に生涯を閉じた伝説的なフラメンコダンサーローラの生き方、ラティーノらしく激しくそしてなかなか清々しいものがありました。
自分を愛してくれる男を選ぶ、それが女の幸せの王道だなぁと納得させられる映画でもあります。

余談ですが、彼女が生んだ女の子、ローラの娘は映画「トーク・トゥ・ハー」(アルモドバル監督)で悲しげな表情が印象的だったあの女闘牛士役を演じたロサリオ・フローレスです。

映画を見終わって感じるのは、スペインの家族の結束力と愛情の強さでした。家族はどんな時も助け合い励ましあって生きていくんだということ。人は決して孤独ではない、だって家族がいてくれるから・・・スペインのファミリア万歳!な映画でした。
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2007年10月08日

夏の雨

いろいろあって9月にアップしようと思いつつ出来なかった映画の感想をお送りします。
まずは、新宿の映画館で開催されていたスペイン・ラテンアメリカ映画祭で見た映画をご紹介します。
そういえば、映画祭のゲストでなんとディエゴ・ルナが来日していたようです!
残念ながらディエゴとの遭遇はありませんでしたが、彼は「夜のバッファロー」(主演映画)と、「チャベス」(彼の初監督映画)の宣伝の為に来日したようです。これからご紹介する映画もアントニオ・バンデラスの監督作品ですが、バンデラスは来日していませんでした。残念。

夏の雨 El camino de los ingleses
監督:アントニオ・バンデラス
脚本:アントニオ・ソレア
音楽:アントニオ・メリヴェオ
出演:アルベルト・アマリジャ、マリア・ルイス、ラウル・アレバロ、フェリクス・ゴメス、フラン・ペレア
スペイン 2007年

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<あらすじと感想>
舞台はスペインのとある町。金物屋の息子ミゲリートは、手術の為に入院した病院で不思議な老人に詩人になるべく啓示を受けた。
腎臓を片方失い、詩人になるという夢を得たミゲリートは退院後、昔からの友達といつものように近所のプールに出かけて夏の日のモラトリアムを満喫していた。
ミゲリートはある日ダンサー志望のルリと出会い恋人同士になる。
いつも一緒にいる変わらない友達、そして恋人・・・永遠に変わらないかのように思える瞬間。
しかしひと夏のうちに彼らにはそれぞれ変化が訪れる。
夏の終わり、一瞬が永遠だと信じていたほんの少し前の自分たちを思い出すミゲリート。それが青春、それが人生と言うものだ・・・と言う映画でした。

例えば、母親がロンドンで新しい恋人と結婚するという知らせを受けスペインからイギリスに出かけ、今までの価値観がガラリと変わってしまった事に自分でも対応できず、暴力的傾向に走るハビエル。
そして、ダンサーになりたいルリはバレエ学校の学費を出してくれるという年上の男とミゲリートの間で揺れ動く・・・

きっちりと割り切れる結論なんか出ない、みんなが漠然と将来への希望や不安、家族との摩擦、やり場のない失望、怒りと迷いなどを抱えて生きている。
そうして時は良くも悪くも流れて行くものなのだ。

この映画はベストセラーの小説を映画化したものだそうです。
ふーん、そうなんだという感じの青春映画でした。
アントニオ・バンデラスは監督業より俳優業の方がずっと良いですね。
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2007年08月31日

明るい瞳

ポスターとタイトルに惹かれ応募した試写会が久しぶりに当ったので、喜び勇んで見に行きました。フランス映画です。
余談ですが、試写会の場所は「スペースFS汐留」でした。
知らない場所なので調べたらなんと以前は「徳間ホール」と呼ばれていた所でした!
しばらく試写会に行ってないんだなぁ・・としみじみ思いました。

明るい瞳
Les Yeux Clairs
監督・脚本:ジェローム・ボネル
製作:ジェローム・ボネル  
出演:ナタリー・ブトゥフ、マルク・チッティ、ジュディット・レミー、ラルス・ルドルフ、オリビエ・ラブーダン
2005年 仏

↓ね?この写真気持ち良さそうでしょ?
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<あらすじと感想>
舞台はフランス、小さな町に兄夫婦と暮らすファニー(ナタリー・ブトゥフ)。
彼女は自分の内側から聞こえる「声」に悩まされ、周囲の人から「気が変」だと思われている。自殺未遂を起こしたり、精神病院や施設にはいっては戻ったりしており、定職もなく社会になじめずに生きている。
ある日、兄嫁のちょっとした浮気を目撃してしまい、それを兄に言えないストレスから兄嫁に暴力を振るってしまう。
その晩、兄に「病院にもどった方がお前の為だ」と涙ながらに説得され、ファニーは自分を理解してもらえない孤独に絶望しながら車に乗って発作的に家出をしてしまう。
手持ちのお金はほんのわずか、彼女はドイツの小さな村で亡くなりその村に葬られたという父のお墓を探しに行くことにした。

そんな旅の途中に車がパンク、そこはドイツの小さな村だった。
森に住む木こりのオスカーと出会う。
彼は英語もフランス語もわからないし、ファニーもドイツ語は全くダメ。2人は無言のままなんとか意思の疎通を図る。
映画の後半はファニーとオスカー2人の物語なので無声映画のようにセリフは全くありませんが、2人の心の機微はよぉーく判ります。

面倒な人間同士の関わりのない、大自然のパワーが感じられる森の中での素朴な生活・・・
ファニーでなくても癒されそうです。

ラストシーン、発作的に逃避したファニーはオスカーの元に戻るかのように示唆されていましたが、私は戻らないと思います。
森で出合った王子様との心休まる無言の生活は永遠に続くわけではないように感じました。
ただオスカーの存在はファニーを癒し、彼女が前進するための大きな助けとなったことは確かではないかと思います。
しっとりとした大人しい恋愛コメディとも言えます。

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特筆すべきは(?)
今年30歳の監督↑がとてもとても繊細な感じのなかなか素敵な人だと言うことです。
「ジェローム・ボネル」で検索すると彼の来日時のインタビュー記事などで監督のルックスをチェック出来ます。皆様のお好みだといいのですが・・・(笑)
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2007年08月22日

イタリア的恋愛マニュアル

イタリア人だって恋愛ベタがいる!なんていうコピーにひっかかり映画館へ出かけました。(笑)
銀座にあるこの映画館は金曜日がレディスデー、そんなに混んでないと思って出かけたのですが、満員でした。みんなもこのコピーにひっかかったのかしら?
イタリアでも大ヒットしたそうなので、amigaにこの映画を見たかどうか聞いてみようと思います。

イタリア的、恋愛マニュアル
原題:MANUALE D'AMORE
監督:ジョヴァンニ・ヴェロネージ
脚本:ジョヴァンニ・ヴェロネージ 、ウーゴ・キーティ
音楽:パオロ・ブォンヴィーノ
出演:シルヴィオ・ムッチーノ 、ジャスミン・トリンカ 、マルゲリータ・ブイ 、セルジオ・ルビーニ
2005年 イタリア

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<あらすじと感想>
舞台はイタリア、無職の彼女無しのトンマーゾは偶然出会ったジュリアに一目惚れし、猛アタック!しかし彼女の反応は冷たくて・・・果たして彼の恋の行方は?
4組の男女がおりなすオムニバス形式のコメディ調恋愛映画で、フレッシュな彼らの他には倦怠期を迎えすでに情熱の失せたバルバラとマルコの夫婦、平凡が取り得だと思っていた夫が浮気していたと知り、腹いせに交通違反取り締まりに精を出す婦警オルネッラ、そして妻に逃げられた小児科医のゴッフレードが登場する。
ゴッフレードは、まじめで気が小さい自分を変えようと「恋愛マニュアル」を購入し実践してみるがうまくいかない・・・とそれぞれの話は独立しているものの、登場人物が微妙に重なり合っている。
袖振り合うも他生の縁とイタリアでも言うのかしら?

フランス人同様、常に恋愛を陽気に謳歌しているというイメージがあるイタリア人ですが、恋多き分、悩みも多いのかもしれませんね。
恋する人は年齢も仕事も境遇も関係なく、悩み、傷つき、そして恋することの喜びを知るのでしょう。それが人生ですね。
恋愛沙汰の楽しくて、滑稽で、ちょっとぎこちない状態をコミカルに描いている映画です。

そして恋愛にはマニュアルなんか存在しないという結論もインターナショナルでもっともなご意見だとおもいました。
恋はバランスが大事。相手のことだけを考えて、二人の関係を続けていくとだんだん恋そのものが重くなってしまうものです。
バランスを取りながら上手に恋をしていくというのは、イタリア人に限らず恋する者、すべてのテーマと言えそうですね。
特にシリアスじゃなく、コメディなので楽しく見られました。
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2007年08月17日

ヘアスプレー

ミュージカルで大ヒットした作品を映画化、ジョン・トラボルタが太っちょの母親役を演じる!と言う事で話題でした。
監督が2年がかりでトラボルタの出演交渉に当ったなんていうエピソードもあります。
トラボルタでミュージカル映画というと70年代にオリビア・ニュートンジョンと主演した「グリース」を思い出しますが、60年代のキュートでポップなファッション、歌、ダンスが楽しい映画です。

ヘアスプレー HAIRSPRAY
監督:アダム・シャンクマン
脚本:レスリー・ディクソン
音楽:マーク・シェイマン
出演:ジョン・トラボルタ 、ニッキー・ブロンスキー 、ミシェル・ファイファー 、クリストファー・ウォーケン 、クイーン・ラティファ、ザック・エフロン
2007年アメリカ

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<あらすじと感想>
舞台はアメリカのボルチモア。人種差別が色濃く残る60年代。
巨漢と言ってもさしつかえない太っちょのトレーシー(ニッキー・ブロンスキー)はおしゃれとダンスに夢中な女子高生。彼女と親友ペニーの夢は人気テレビ番組「コーニー・コリンズ・ショー」にダンサーとして出演すること。
この人気番組のプロジューサー・ヴェルマ(ミシェル・ファイファー)はブロンド性格ブスの同級生アンバーの母親、美貌を武器に「ミス・ボルチモア」から今の地位にのし上がった彼女は人種差別とエゴの激しい野心むき出しの女性。彼女が取り仕切る番組には愛娘をメインに起用し、もちろん黒人の姿はない。白人であろうと、外見が「規格外」なトレーシーなど、もちろん出る幕は無かった。
しかし、ひょんな事からトレーシーは母親エドナ(ジョン・トラヴォルタ)の反対を押し切りテレビ番組に出演、一躍人気者になってしまう。
何事にもポジティブで偏見を持たないトレーシーは、学校の居残り授業で知り合った黒人の生徒達とダンスを通して友達になる。

白人の子が黒人の子と仲良くなるなんてありえないという風潮の中、黒人の友人の為にデモ行進に参加し、警察のお尋ね者になったりする。
楽しく明るいミュージカルの中に60年代に横行していた社会問題へのアンチテーゼを織り交ぜてあります。

映画では60年代独特のヘアスタイルやファッション、POPな歌などがキュートですが、一番の注目ポイントはトレーシーの性格です。
自分の外見をまったく気にしない「陽100%」のトレーシーは、見ていて羨ましいくらいです。
そこまでポジティブシンキングだったら世の中怖いもの無しに違いありません。
トレーシーのような思考回路だったら人生幸せに生きられるかもしれません。

天然の着ぐるみ人形みたいな巨漢ではありますが、彼女の笑顔はとてもキュートで魅力的。
実際に着ぐるみと特殊メイクで頑張ったお母さん役のトラボルタも大変だったと思いますが、ギスギスした悪女役を嬉々として演じたミシェル・ファイファーや、実はミュージカル出身だったお父さん役のクリストファー・ウォーケンにも拍手です。
圧巻だったはクイーン・ラティファ。
この映画での彼女はとても美しく、歌声も素晴らしかったです。彼女の出ていたもう一つのミュージカル映画「シカゴ」よりも生き生きとして華がありました。
全体的に明るくてポップなアメリカンミュージカル、たまに見るのもいいかも知れません。
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2007年08月16日

オーシャンズ13

カリスマ詐欺師ダニー・オーシャンと仲間達のシリーズの第3作目はお誕生日に従妹達と一緒に見に行きました。
スターの豪華共演でいつも話題になるこの映画ですが、私は登場人物の中でケイシー・アフレック(のルックス)が一番のお気に入りです。
随分と地味なところがツボだとお思いになるかも知れません。(笑)
現在32歳のケイシーはあの(ちょっとおバカさんな)ベン・アフレックの弟にして、早逝のスター、リバー・フェニックスの妹レインボーのご主人でもあるんですよ、ご存知でしたか?(トリビア?)

オーシャンズ13
OCEAN'S THIRTEEN
監督:スティーブン・ソダーバーグ  
製作総指揮:ジョージ・クルーニー、スティーブン・ソダーバーグ
脚本:ブライアン・コッペルマン、デヴィッド・レヴィーン
音楽:デヴィッド・ホームズ  
出演:ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、アンディ・ガルシア、ドン・チードル、エレン・バーキン、アル・パチーノ、ケイシー・アフレック、オプラ・ウィンフリー  
2007年 アメリカ

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<あらすじと感想>
舞台はラスベガス。世界のホテル王バンク(アル・パチーノ)に騙されたルーベンは生死の境をさまよっていた。
育ての親的存在のルーベンの為にリベンジを果たすべく、オーシャンが立ち上がった。
ターゲットはバンクが新しく建てた難攻不落の巨大ホテル。完全無欠のセキュリティシステムを破り、彼らは見事バンクに仕返しすることが出来るのか?!

何と言ってもスティーブン・ソダーバーグ監督と主演のジョージ・クルーニーが道楽で作っている映画なのでセットもキャストも超豪華です。
映画の展開もテンポもいつもの通りなので、ストーリーについて云々語る必要はないかも。
今回は敵役に演劇界の重鎮として俳優達の尊敬を集めているアル・パチーノとエレン・バーキンを迎えており、敵役だったアンディ・ガルシアとクルーニーは手を組んでいます。

「アル・パチーノとエレン・バーキン」と言えばなんといっても「シー・オブ・ラブ」を思い出します。
あの頃は二人とも超セクシーでしたが、この映画でのアル・パチーノは蝋人形みたいでした。(67歳で蝋人形化するにはまだ早いです。子供だってまだ小さいんだからもう少し現役感や色気を復活させて頑張って欲しいです。)
一方、エレン・バーキン(のボディ)は驚いたことにまったくの衰え知らずです。
彼女は既に50歳を軽く越えているはずですが、かなり鍛えられた素晴らしいセクシーボディでした。最近映画に出ていなかったので彼女を久しぶりにスクリーンで見ましたが、魔性の女ぶりは健在です。
私の苦手な「目と目が離れている顔」に分類されるファニーフェイスの彼女は、アメリカではモテモテです。(それにしてもジャックリーン・ケネディを筆頭に目と目が離れている顔に関しては、アメリカ人はとても寛大ですね。歯並びにはうるさくて八重歯だって許さないのに、目と目の距離は気にならないようですね・・不思議です)

エレンは私が大好きだったガブリエル・バーンと結婚して子供が2人おりますが、その後バーン氏と離婚して、2000年にレブロン社のオーナーと再婚&離婚、更に2006年にテレビ局オーナーと再婚しています。
世界有数のお金持ちと結婚し、女優なんてしなくて良いご身分なので映画には出ていなかったんでしょうね。
それでもジョージ・クルーニーのオファーは特別だったんですね、久々のカムバック、昔とあまり変わらないエレン・バーキンをスクリーンで見ることが出来て、感激しました。

今回の見所はエレン・バーキンの健在ぶりと、ジョージ・クルーニーの渋い笑顔じゃないかと思うくらいです。ブラピは影が薄かった・・・
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