2007年10月24日

グッド・シェパード

見たいと思っていた訳でもなく、特にチェックしていた訳でもないのに、なぜか衝動的に映画館へ出かけてしまいました。
マット・デイモンは今回の役では、カポーティのフィリップ・シーモア・ホフマンに良く似ており、ビックリしました。(あの2人、実は似ているのね・・・)
只でさえマット・デイモンは趣味ではないのに、今回は地味な役どころで魅力に乏しかったです。その分アンジェリーナ・ジョリーが映画に華を添えてくれていました。

グッド・シェパード
The Good Shepherd
2006年 米
監督:ロバート・デ・ニーロ
製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ他
脚本:エリック・ロス
音楽:ブルース・フォウラー 、マーセロ・ザーヴォス
出演:マット・デイモン 、アンジェリーナ・ジョリー 、アレック・ボールドウィン 、ジョン・タートゥーロ 、マイケル・ガンボン、ウィリアム・ハート 、ロバート・デ・ニーロ、ティモシー・ハットン

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<あらすじと感想>
舞台は1961年のアメリカ。キューバのカストロ政権転覆を狙ったピッグス湾侵攻作戦がCIA内部の情報漏れにより失敗し、指揮をとったベテラン諜報員エドワード(マット・デイモン)は窮地に立たされる。
その数日後、作戦を指揮したエドワードの元にCIA内通者と敵側スパイと思われる男女が映ったテープが届く。彼は部下のレイ(ジョン・タートゥーロ)にその分析を依頼し、内通者を追及していく…
映画では、主人公エドワードの過去と現在が入組んでストーリーを構成している。
第二次世界大戦前夜、イェール大学在学中の若々しいエドワードの方は見られるけれど、CIAの仕事に疲れたエドワードは見るに耐えない萎びた姿です。
そもそも彼の人生を消耗させ、全エネルギーを捧げさせたCIAに彼が入るきっかけは、学生時代、ハイソサエティの子息たちを中心とする秘密結社スカル&ボーンズに勧誘されたことだった。
そこで彼の寡黙さ、真面目さ、頭脳明晰さが評価され諜報員としてスカウトされたのだ。これを機に彼は恋人を諦め、家庭を諦め、彼の全てをスパイ活動に捧げていった。
結婚式の1週間後にヨーロッパに行き、息子が7歳になるまで戻ってこない。彼の活躍の歴史はそのまま妻子の孤独な生活の歴史でもあった。

監督はロバート・デ・ニーロで、自らも映画に出演している。
当時のアメリカのWASPや優秀な学生達の様子や、CIAの成り立ち、冷戦当時の様子などが良く判る映画でした。
映画を通して、冷戦時代多くの優秀な男たちがスパイゲームをいかに重要な事として捉え、うつつをぬかしていたか、という事がわかります。
平和な時代になっても「存亡の危機」を作り出し、人生をパワーゲームに投げ出すのは男性ならではの楽しみなのでしょうか?
萎びきったマット・デイモンを見るとただただ虚しくなります。

自分の任務を第一とした男の妻、美貌で才気溢れる魅力的な女性であるにもかかわらず、愛されることなく、生涯省みられなかった女性の焦燥、無念、反抗、諦観・・・すべてを演じきったアンジーに感情移入しながら見た映画でしたが、企業戦士のおじ様なんかが見るとマット(ほぼ=フィリップ・シーモア・ホフマン)に感情移入するのではないかと思います。
posted by Chica at 01:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
10月の日記なのに、今更コメントさせてください。

この映画、ボリビアで観ました、
映画と言うより、海賊版DVDですが。
スペイン語字幕だったので、ストーリー全てを理解できなかったのですが、家族にも仕事の守秘義務を貫くマットの辛さだけは解りました。
♂ならマットに感情移入しちゃうんでしょうね。
Posted by 流ボリ at 2007年11月20日 10:31
流ボリさん
コメントありがとうございます。
やっぱり男性はマットに感情移入ですよね。

最近コメント少ないので、とっても嬉しかったです。Muchas Gracias!!
Posted by chica at 2007年11月24日 10:44
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