2007年10月18日

イカとクジラ

このタイトルをはじめて目にした時「地球環境のドキュメンタリーか何かかしら?」と思ったのは私だけではないハズです。
実は私お薦めのイケメン監督の映画でした。(私が見たDVDで監督が自分の映画について長々と説明しているんですが、彼が素敵なので思わず長い説明を全部聞いてしまいました(笑))
8月にご紹介した映画「明るい瞳」の監督も繊細そうで素敵でしたが、彼よりノア・バームバック監督の方がずっと好みです。
因みにミニ映画トリビアとして、バームバック監督の奥様はあの個性派女優ジェニファー・ジェイソン・リーです。
奥様といい、映画といい、根っからのインディーズ気質と言えそうです。(笑)
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イカとクジラ
THE SQUID AND THE WHALE
監督: ノア・バームバック
脚本: ノア・バームバック
音楽: ブリッタ・フィリップス、ディーン・ウェアハム
出演: ジェフ・ダニエルズ、ローラ・リニー、ジェシー・アイゼンバーグ、オーウェン・クライン、ウィリアム・ボールドウィン、アンナ・パキン
2005年 米

<あらすじと感想>
舞台は1986年のアメリカはニューヨーク。
マンハッタンの喧騒からは離れたブルックリン・パークスロープに住むある4人家族が住んでいた。
昔は人気作家だったが今は新作の出版もままならず、なんとか大学の講師をしている父(ジェフ・ダニエルズ)、雑誌ニューヨーカーに取り上げられるほど話題の新進人気作家の母(ローラ・リニー)、そして16歳のウォルトと12歳のフランクの兄弟。
そして、このインテリ家族の両親は今離婚の危機を迎えていた。
そのおかげでウォルト(ジェス・アイゼンバーグ)とフランク(オーウェン・クライン)兄弟は、週のうち火水土と隔週の木曜を父の家、残りを母の家で過ごすため、両方の家を行き来する日常生活を強いられる。

とっても自己中心的でそれに気がつかない父親、自分の浮気を隠そうとしない母親、大人だからといってパーフェクトなわけがないが、親としてこれでいいのかという自由な振る舞いにリアルさを感じてしまう。
そして長男のウォルトはピンクフロイドの曲を自作だと偽って学校のコンテストに出たり、読んでもいない本を読んだかのように思い込んだりしている虚言癖の傾向があり、弟のフランクは小学生だけどストレスからビールを飲んだり学校内で奇行に及んだりして問題児化していた。
両親の離婚というハプニングを乗り越え、兄弟が成長していく姿を描いている映画だと聞いていたのですが、結局人間なんていつまで経っても「完璧な人間」になんかなれない、大人だってただ年をとっているだけなんだなぁと言いたいみたいでした。
バームバック監督が語るところによると、この映画の脚本は彼の少年時代を色濃く投影して描き出した、ある不器用な家族の物語なのだそうです。
父親の自己中心的な姿が妙にリアルで、ストーリーは全体的にとっても自然な展開。
監督自らが書いたシニカルでユーモアにあふれる脚本は絶賛され、アカデミー脚本賞ノミネートをはじめ主要な映画賞を賑わせたという話にも納得できました。
おまけですが、弟役のオーウェン・クライン君が可愛く、芸達者なので、彼の今後を楽しみにウォッチして行きたいと思っています。
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posted by Chica at 02:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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