2007年02月16日

あなたになら言える秘密のこと

「死ぬまでにしたい10のこと」のイザベル・コヘット監督と主演女優のサラ・ポーリーが再び手を組んだ感動の映画と聞いて、先日この映画を見る為に初めて六本木ヒルズにあるTOHOシネマズに行って来ました。
六本木らしく夜遅い上映もあるのが特徴の、なかなかお洒落なシネコンでした。

あなたになら言える秘密のこと
The secret life of words
監督・脚本イザベル・コヘット
総監督:ペドロ・アルモドバルほか
出演:サラ・ポーリー、ティム・ロビンス、ハビエル・カマラ、レオノール・ワトリング
2005年スペイン

あなたになら言える秘密のこと.jpg
<あらすじと感想>
ハンナ(サラ・ポーリー)は誰にも話せない過去の秘密を抱え、家と工場を往復するだけの単調で孤独な毎日を送っていた。
ハンナは世間と自分の関係を遮断した状態で生活している。
ある日上司から1ヵ月の休暇を取るように命じられハンナは仕方なく旅に出ることに。
何の目的も無く訪れたのは寒々とした港町。
そこで偶然、油田採掘現場の事故で火傷を負い一時的に視力を失っている男を看護することになる。

旅行といってもただ家を出てきただけだったし、時間を持て余していたし、あまり多くの人に会わなくてすみそうだからと言う理由でやって来た無口なハンナ。
彼女が担当する患者のジョセフ(ティム・ロビンス)は、すぐには病院に運び込めない程の大怪我にもかかわらず、饒舌でユーモアに満ち溢れていた。

海の上での隔離された環境の中、ハンナはそれぞれに孤独を背負った油田採掘所の風変わりな男たちに少しずつ打解けて行く。彼らは彼女の孤独を感じ取り、詮索することなくほっておいてくれる優しさを持っているのだった。

そしてジョゼフを陸の病院へ搬送する前日、ハンナは心の底に封印していた秘密をジョゼフに語りはじめた・・・。

とても若い女性の1人暮らしとは思えない質素な部屋にひっそりと住み、食べ物にも無頓着、時間をつぶす目的で刺繍をする、生まれつきではないけれど耳が不自由、異常なまでに清潔好き、友達を作ろうとしない・・・こんなハンナをサラ・ポーリーが自然に演じています。
特に大げさな表現が無いので、よりリアルに彼女の抱える孤独と秘密が浮き彫りにされます。
ティム・ロビンスもすっかりメタボな体になってしまいましたが、その語り口は魅力的で、とても素敵なジョゼフ役でした。
きっとあの状況ではハンナでなくとも彼に惹かれるでしょう。
女性と違って男性の魅力は若さや外見ではないんだよなーとつくづく感心しました。
ラスト近くのクライマックスの、ハンナの独白シーンで、彼女の抱えた秘密の大きさに動揺するのはきっとジョゼフだけではありません。考えさせらる事が多い映画です。
最後に、時折聞こえていた小さな女の子の「声」が誰の声であったかもわかるハズです。
私の今年のテーマでもある「再生」をテーマにした良い映画でした。
posted by Chica at 00:54| Comment(3) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
つうさまのブログにお邪魔しております、りえびと申します。よろしくお願いします。
しまった〜、「あなたにも言える秘密のこと」すごく観に行きたかったのに忘れていました。chicaさんのコメントを読んでますます観たくなってしまいました。DVDで観ます!
全然関係ないのですが、上司が1ヶ月の休暇、勧めてくれないかなぁ。
Posted by りえび@はじめまして at 2007年02月25日 00:09
、、、しかもはじめての投稿なのに映画のタイトルを間違えてしまいました。失礼致しました。
Posted by りえび@ごめんなさい at 2007年02月25日 00:18
りえびさま
はじめまして。つうさまのブログではコメントなど拝見させて頂いております。
この映画、地味ですが佳作です。是非ご覧下さいね。見たら映画についてお喋りしたいです。
(^○^)
こちらこそ、これからもヨロシクお願いします。
また遊びに来てくださいね。
Posted by chica at 2007年02月26日 10:05
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