2007年05月28日

間宮兄弟

東京の下町が舞台と聞いてDVDを借りて見てみました。
・・・やっぱり江國香織さんとはあまり相性が良くないみたいです。

間宮兄弟
監督・脚本:森田芳光
原作:江國香織
出演:佐々木蔵之介 、塚地武雅 、常盤貴子 、沢尻エリカ 、北川景子 、中島みゆき
2006年、日本

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<あらすじと感想>
舞台は東京の下町。
兄・明信(佐々木蔵之介)と弟・徹信(塚地武雅)は、30歳を過ぎても仲良くマンションで二人暮しをしている独身の兄弟。
浮いた話とは縁がなく、兄弟仲良く一緒にご飯を食べ、野球観戦で熱くなり、ビデオを観ては涙する・・・ごくありふれた日常にささやかな歓びを見つけ出しそれなりに楽しく暮らしている。
ある日、彼らは行きつけのビデオ屋さんの店員直美ちゃん(沢尻エリカ)と、弟の務める小学校の依子先生(常盤貴子)を誘って「カレーパーティー」を開くことを決意。頑張って彼女たちに声をかけるのだった・・・

互いを思いやりながらまじめに暮らしている間宮兄弟の姿を描いた映画で、特にドラマチックな展開も悲劇も起こらないけれど、その平凡ぶりに感動・・・もしなかった。面白いけれど見ていてだんだん「長すぎる」と感じてしまいました。
佐々木蔵之介と塚地は配役がぴったり、くすりと笑える兄弟をちゃんと演じていました。でもこんなに仲の良い兄弟は存在するのかしら?お母さんは中島みゆきだし、ちょっと御伽噺っぽい映画かもしれません。
彼らのイノセントな生活が浮世離れしていて、受け入れ難かったのかな・・・
あの映画を見ていると自分の生活が彼らよりはずっとドラマチックなのだと思うかも知れません。
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2007年05月16日

ぼくを葬る

うーん、5月に入って一本も映画を見ていないなぁ・・(寂)
でもこの機会に4月に見た映画の感想を纏められるので、こちらには随時アップしていきます。本当は映画を見た後にすぐ纏められればいいのですがなかなかそうもいきません。
この映画は映画館へ行きそびれて、DVDを借りて見ました。日本語のタイトルが意味深で気に入っています。

ぼくを葬る Le temps qui reste
TIME TO LEAVE
2005年 仏
脚本、監督:フランソワ・オゾン
出演:メルヴィル・プポー 、ジャンヌ・モロー 、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ 、ダニエル・デュヴァル
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<あらすじと感想>
舞台はパリ。売れっ子ファッション・フォトグラファーのロマン(メルヴィル・プポー)は31歳、美しい恋人(男性)もいるし充実した生活を送っていた。
ある日仕事中に倒れた彼は病院で「余命3ヶ月」と宣告された。
突然自分に降りかかった死、残りわずかな時間をどう「生きる」か判らないままに時間だけが過ぎていく。唯一の理解者である祖母ローラ(ジャンヌ・モロー)に会いに行き、彼女だけに真実を打ち明け、自分の死を正面から向き合おうとするロマン。
恋人を自由にする為に別れを宣言し、家族とのかかわりを見直す・・・
自分の去ったあと、この世界に何を残したいか?
そんな問いかけが深く心に余韻を残す映画です。

最近、池田晶子さんの本を立て続けに読んでいるせいなのか「死」とは?「生きる」とは?ということを良く考えます。
死を意識しながら生きて行くのはラテン的ですね。
いつまで生きているかという保障がないのだから、誰でも今を生きるということにおいては一緒のはずなのだと思いながらこの映画を見ました。
オゾン監督の映画は好きな映画が多いですが、特にこれはメルヴィル・プポーが素敵なので女性にオススメです。
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2007年05月15日

バベル

難解&長時間と噂されていたので体力をつけて見に行かないとダメかしら?と思っていたら、そんな事ありませんでした。
それにしても菊地凛子さんがアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたのは不思議です。
なぜでしょう?映画を見る前は同じ日本人の活躍が認められたと素直に喜んでいたのですが、映画を見たら素直に喜べなくなってしまいました。

バベル BABEL 
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 
脚本:ギジェルモ・アリアガ
音楽:グスターボ・サンタオラヤ   
出演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナル、役所広司、菊地凛子、アドリアナ・バラッザ
2006年 アメリカ

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<あらすじと感想>
この映画はあらすじをご説明するような映画ではなく、「アモーレス・ペロス」のように複数の場所で起こっているストーリーがひとつに収束していく展開になっています。
シーン1: アメリカ人夫婦のリチャード(ブラッド・ピット)とスーザン(ケイト・ブランシェット)は子供の死をきっかけに壊れてしまった夫婦の絆を取り戻すために旅をしている
シーン2: モロッコの小さな村でヤギを飼って暮らしている一家。コヨーテからヤギを守る為、知り合いから猟銃を手にいれ、ヤギの世話をする幼い息子達に手渡す。
シーン3: 東京に住む聴覚に障害を持った女子高生のチエコ(菊地凛子)は、母の自殺後、父親(役所広司)と二人暮し、豊かな生活をしているが、満たされない日々にいら立ちを感じていた。
シーン4:リチャード夫妻の子供をあずかっているメキシコ人家政婦はどうしても息子の結婚式に出たいと思っているが、うまく休暇の調整ができない。遠くモロッコに旅行中の夫妻に無断で彼らの2人の子供を連れてメキシコの式場へとむかった。

お互いに理解しあえない人間同士を国家、家族と単位の大小を問わずに描きだそうとしている。
言葉によって招かれる又は、話されない言葉によって招かれる誤解や悲劇、日常の中の出来事の連鎖によって取り返しがつかない破壊が招かれる・・・
結局、壊すも修復するも全て人間なんだよ・・・というメッセージを感じました。
それにしても日本の女子高生の描写はあまりにも即物的過ぎませんか?
菊池さんはその脱ぎっぷりの良さを世界的に評価されたのか?と監督の演出の中には少しがっかりな点もありました。
見方はいろいろです。さて、皆様はどう見るか?
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2007年05月11日

ラブソングができるまで

先日衛星放送のアクターズスタジオ・インタビューにヒュー・グラントが出ていました。彼の英国的な知的ブラックユーモアと自虐的なコメントがアメリカ人にはたまらない魅了のようですね。ヒューはそれを知っていてサービス満点な受け答えをしていました。求められるものを的確に与える、彼は意外と名優だったのですね。(波乱人生だけど・・・)アクターズスタジオの生徒達は男性も女性もヒューの英国人らしさにメロメロな感じでした。
さて、今日はそんなヒューが既にお得意と言える「コミカル路線」の役柄を演じている映画をご紹介します。お相手はやはりコミカル路線で安定的な人気を得ているドリュー・バリモアです。

ラブソングができるまで
MUSIC AND LYRICS
監督・脚本:マーク・ローレンス
脚本 マーク・ローレンス
音楽 アダム・シュレシンジャー
出演:ヒュー・グラント 、ドリュー・バリモア 、ブラッド・ギャレット 、キャンベル・スコット、クリステン・ジョンストン、ヘイリー・ベネット
2007年アメリカ
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<あらすじと感想>
舞台はアメリカ、80年代のポップアイドル、アレックス(ヒュー・グラント)は今やすっかり忘れ去られた人。ほそぼそと遊園地などで昔のファンを相手に地方巡業をしている身の上、日本で言うと田原○彦(と○ちゃん)みたいな感じですね。
そんなある日、人気絶頂の歌姫コーラから作曲&デュエットのオファーが舞い込む。これはカムバックチャンスとばかりに張り切るが、条件は1週間以内に彼女の気に入るヒット確実の曲を作ること。
過去の遺産で食べていたアレックスはここ何年も作曲をしていない上に、久しぶりのプレッシャーで歌詞が全然出てこない。そんな時、植木業者(?)の代理で来たソフィ(ドリュー・バリモア)と出会う。彼女の作詞のセンスを見抜いたアレックスはさっそくソフィを口説きにかかった。
しかし彼女には過去のひどい恋愛のトラウマがあり・・・
さて、アレックスは歌姫コーラに提出する楽曲を作ることが出来るのか?

ヒューの役柄は「80年代に爆発的な人気を博した5人組POP!のメンバー」です。衣装といい、曲調といい明らかに「ワム!」のパクリっぽくて笑えます。アイドル時代のビデオクリップ(映画の始めと終わりに流れます)はきっと「a-ha」のパクリです。
現役アイドルの歌姫コーラは「ブリトニーの再来」といわれ、シャキーラがライバルと言う設定でこちらもかなり笑えます。
全体的に何かのパロディではないかと・・・・
ヒューとは対照的に同じPOP!のボーカルで人気絶頂時にソロ活動の為グループを脱退し、現在も歌謡界の大御所&俳優としても成功しているメンバーがいるあたり、イギリスで人気だったボーイズグループのテイクザット(のロビン・ウィ○アムス)を彷彿とさせたりとマニアックな楽しみポイントがたくさんあります。
80年代のポップスをご存知の方にはおかしくて堪らない映画だと思いますが、ヒューが面白いので、知らない人でも充分楽しめます。
鑑賞のポイントは「期待しすぎない」ことです。脱力して笑える程度・・・と思っていれば面白いと思います。
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2007年05月09日

ブラッド・ダイヤモンド

今度のレオ様は一味違うなどのふれ込みもあり、アカデミー賞も「ディパーテッド」ではなくこちらの映画からのノミネートだったので、少しばかり期待して見に行きました。
余談ですが、体を鍛えてすっかりシェイプアップしたにもかかわらず顔のたるみ&ふっくらぶりは一向に改善されないレオ様。
どうやらレオ様はブラピ、トム・クルーズと共通の悩みを抱えているようですね。
ハリウッドの真にマジカルなエステや美容整形でも彼らの顔は若い頃のようにスッキリとはしません。見た目命のハリウッドスターにとって老いというのは一番恐ろしいものなのではないでしょうか?
ロミオとジュリエットの頃のすっきりしたフェイスラインのレオ様が懐かしいわ・・・
ハリウッドセレブといえども若さは取り戻せないのですね。

ブラッド・ダイヤモンド
BLOOD DIAMOND
監督:エドワード・ズウィック
脚本:チャールズ・リービット
出演:レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー、マイケル・シーン
2006年 アメリカ
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<あらすじと感想>
舞台は1990年代後半のアフリカ。ある平和な村に反政府組織RUFのトラックがやって来た。彼らは祖国を救うと言う大義名分をかかげつつ平和な村を襲撃し焼き払い、男達を労働力として誘拐しダイヤ発掘場で働せていた。
猟師のソロモン(ジャイモン・フンスー)も家族と離散し労働者として発掘場で働いていたが、ある日とても大きなダイヤを発見、折りしも起きた発掘現場の襲撃のドサクサにまぎれて見事ダイヤを隠すことに成功した。
しかしソロモンがダイヤを隠した事はひそかに業界の噂となり、ダイヤの密売人アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)の耳にも届いた。彼は巨大なダイヤと引き換えに、今の境遇から逃れ自由になることを決意、軍隊時代に元上司だった武器商人と取引をする。
一方、美人ジャーナリストのマディー(ジェニファー・コネリ)はRUFの資金源となっている世界ダイヤモンドマーケットの裏取引の真相を探っていた……

1990年代にアフリカ、シエラレオネで起こっていた内戦の原因が「ダイヤモンド」であるという問題を世界に言及した問題作で、ダイヤモンド業界の不正ダイヤ取引が内戦の資金源となり、ダイヤ原産国のさらなる貧困と暴力を招く結果になっている事を訴える社会派な映画です。
でもなぜラストが「誰が為に鐘はなる」みたいになっちゃうの???と不思議でした。
流石はハリウッド映画です。
posted by Chica at 02:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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