2007年02月27日

第79回アカデミー賞受賞結果発表!

今年はなんと49年ぶりで日本人女優、菊地凛子さんがアカデミー賞にノミネートされたことで、日本のマスコミでもアカデミー賞に対する注目度が高く、昨晩のニュースでも結果やインタビューが放映されていましたね。
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という訳で、映画ファンが注目するアカデミー賞の授賞式が2月25日(日本時間26日)開催され、受賞者が発表されました。
受賞結果速報です!
映画鑑賞の参考になれば幸いです。

主要部門受賞一覧
 
★作品賞→ ディパーテッド

Babel/バベル
硫黄島からの手紙
リトル・ミス・サンシャイン
クイーン

★主演男優賞→ フォレスト・ウィテカー(The Last King of Scotland)

レオナルド・ディカプリオ(Blood Diamond)
ライアン・ゴズリング(ハーフ・ネルソン)
ピーター・オトゥール(ヴィーナス)
ウィル・スミス(幸せのちから)

★主演女優賞→ ヘレン・ミレン(クイーン)

ペネロペ・クルス(ボルベール)
ジュディ・デンチ(あるスキャンダルの覚え書き)
メリル・ストリープ(プラダを着た悪魔)
ケイト・ウィンスレット(リトル・チルドレン)

★助演男優賞→ アラン・アーキン(リトル・ミス・サンシャイン)
→このおじいちゃんの役最高でした!

ジャッキー・アール・ヘイリー(リトル・チルドレン)
ジャイモン・ハンスゥ(ブラッド・ダイヤモンド)
エディ・マーフィ(ドリームガールズ)
マーク・ウォルバーグ(ディパーテッド)

★助演女優賞→ ジェニファー・ハドソン(ドリームガールズ)
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アドリアナ・バラッザ(バベル)
ケイト・ブランシェット(あるスキャンダルの覚え書き)
アビゲイル・ブレスリン(リトル・ミス・サンシャイン)
菊地凛子(バベル)

★監督賞→ マーティン・スコセッシ(ディパーテッド)
やっと取りましたね。長いお預け状態ですっかりイジケテいたスコセッシ監督もこれで悲願達成でしょうか?とても嬉しそうでしたね。やっぱりアカデミー賞欲しかったんですね。
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アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(バベル)
クリント・イーストウッド(硫黄島からの手紙)
スティーブン・フリアーズ(クイーン)
ポール・グリーングラス(ユナイテッド93)

★長編アニメ賞→ ハッピーフィート
カーズ
モンスター・ハウス

デカプリオの真似をしてエコカーでレッドカーペットに登場したペネロペの出演する「ボルベール」は日本では6月公開だそうで、待ち遠しいです。
公開未定だそうですが、ジュディ・デンチ、ケイト・ブランシェットがノミネートされた映画「あるスキャンダルの覚え書き」と物凄くお爺さんになったピーター・オトゥールが若い女の子と恋に落ちる役者を演じる「ヴィーナス」を見てみたいです。
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2007年02月26日

DEATH IN VENICE

2月は沢山映画を見ました。本も猛烈に読んでいます。本
今は浮世のあれこれから身を守りたいと願う、現実逃避モードなのかも知れません。三日月
そんな逃避モードにはまるデカダンス映画のDVDを見ました。
カチンコ
大好きなルキノ・ヴィスコンティ監督が、作曲家グスタフ・マーラーをモデルにしたといわれているトーマス・マンの短編小説を映画化したあまりにも有名な作品です
ヴィスコンティ監督作品の中でもCHICAはこの映画はあまり好みではありませんが、それでも3回は見ています。
ヴィスコンティ監督が描き出す華やかな貴族的&退廃的な雰囲気が好きなのです、彼のデカダンスは本物です。夜

ベニスに死す
DEATH IN VENICE
制作・監督:ルキノ・ヴィスコンティ
原作:トーマス・マン
音楽:グスタフ・マーラー(交響曲第三番・第五番)
美術:フェルディナンド・スカルフィオッティ
出演:ダーク・ボガード、シルバーナ・マンガーノ、ビヨルン・アンドレセン、ロモロ・ヴァリ、ニコラ・バダルッコ
1971年 イタリア・フランス

<あらすじと感想>
静養のため水の都ベニスに来たドイツの大作曲家アッシェンバッハは、滞在先のホテルでふと見かけた美しいポーランド貴族の少年タッジオに心を奪われる。ハートたち(複数ハート)
その14歳の少年の美しさは、まさに彼が長い間求めていた精神的な美と官能的な美との完全な結合を体現しているかのようだた・・・
ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)
少年に対する密かな恋心、少年のしぐさ、眼差しの一つ一つに歓喜と絶望を覚える老作曲家の心情をマーラーの「交響曲第5番」第4楽章 アダージェットにのせて描き出した映画。

単なるおじさんの偏愛のお話・・・と言ってしまえばそれまでですが、前述した通り「貴族の生活を描かせたら天下一品」のヴィスコンティ監督ですので、そこは上品かつ冷酷な御伽噺となっております。
リゾート
美少年タッジオは原作によると「青白く優雅にうちとけない顔は蜂蜜色の髪にとりかこまれ、鼻は額からまっすぐ通り、口元は愛らしく、優しい神々しい真面目さがあって、ギリシア最盛期の彫刻作品を思わせた」とあります。
その美貌を実際に兼ね備えたのがビヨルン・アンドレセン君でした。
彼の美しさは映画にリアリティとファンタジィをもたらします。
さすがヴィスコンティが選んだ少年だけあります。かわいい
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人の美しさが人生のすべてを司れるものであると言うこと、たったひとつの眼差しや微笑で人は絶望したり、希望に満ちたりしてしまうのです。
無垢なる美の残酷さを年老いた作曲家とのコントラストで華麗に表現し、中世の姿を色濃く残す美しい水の都ベニスにコレラの影を落とす・・・うっとりと恍惚の中にいながらも死と隣り合わせ・・・この残酷さ加減もヴィスコンティ監督ならではです。
美しく儚く、無常な映画です。映画 ぴかぴか(新しい)
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2007年02月20日

ドリームガールズ

トニー賞で6部門を受賞した伝説のブロードウェイミュージカルを映画化、主演は元ディスチャのビヨンセ!ということでロードショーされるのをずっと楽しみにしていた映画を早速初日に見てきました!!

ドリームガールズ
Dreamgirls
監督・脚本 ビル・コンドン
音楽:ヘンリー・キリエガー
衣装:シャレン・デイビス
出演 ジェイミー・フォックス 、ビヨンセ・ノウルズ 、エディ・マーフィ 、ジェニファー・ハドソン 、アニカ・ノニ・ローズ 、ダニー・グローヴァー
2006年 米
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<あらすじと感想>
舞台は1962年のデトロイト。歌手としての成功を夢見る3人娘、エフィー(ジェニファー・ハドソン)、ディーナ(ビヨンセ・ノウルズ)、ローレルは毎夜クラブのオーディションを受ける日々を送っていた。
ある日、車のディーラーが本業だがエンタテイメント界で一花咲かせたいと思っている男カーティス(ジェイミー・フォックス)が彼女達に目を付け、デトロイトで大人気のスター、ジミー(エディ・マーフィ)のバックコーラスの仕事を取り付ける。
黒人R&B界のスタージミーのバックコーラスというチャンスを掴んだ3人は、ジミーのツアーに参加、バックコーラスをしながらデビューのチャンスを待っていた。
1960年代、音楽界はビートルズが不良と呼ばれたり、プレスリーのダンスが卑猥と言われる程、お堅い白人中心の価値観が支配していたので、黒人歌手が活躍出来る場は限られており、あのサミー・デイビス・ジュニアでさえもハリウッドではショーが出来ないと言われていたそうです。
そんな時代、野心に燃えるカーティスは3人娘を全米に(白人社会にも)通用するグループ「ドリームガールズ」としてデビューさせた。その為にソウルフルな歌唱力ではなくルックスや軽いビートを重視し、従来黒人の間でウケていたR&Bとは違ったPOPS色を強く打ち出した。カーティスの狙い的中し、彼女たちは白人世界にも認められ、次々にヒット曲を放つアイドルスターの仲間入りを果たしたのだったが・・・

映画で惜しみなく披露される彼女達のファッションは今でもキュート、現代のファッションアイコンでもあるビヨンセの魅力が花開いており、とても魅力的です。
映画を見ていてドリームガールズのモデルでもあるシュープリームスが当時どれだけ画期的な女性ヴォーカルグループだったのかと言う事を映画を見て思い知りました。
彼女達はまさに時代の寵児、ダイアナ・ロスはヴォーグなどを飾るファッションアイコンそのものだったのですね。
小さい頃にダイアナ・ロスを見て「あのおばさんは、なんであんなに自信満々なんだろう?」といつも疑問に思っていたものですが、この映画を見て彼女が主人公ディーナのように扱われていたアイドルだったならば、持っていて当然の自信だと思いました。
ロスさん、知らなくてすみませんでした。
もっと自慢してくださって結構ですよ・・・。

他に映画を見ていて感心したのは、アカデミー賞候補にもなったエフィー役のジェニファー・ハドソン。素晴らしい歌唱力と迫力の存在感で一躍有名になりましたね。
そして、エディー・マーフィが意外に歌が上手いというのも驚きでした。
コテコテの大スター役をこれでもかというくらい熱く演じており、楽しかったです。
エディー・マーフィは今後もこういう味のある脇役を演じると良いのではと思いました。

ドリームガールズの夢のショーは大画面で見ることをお薦めします。華やかでファッショナブルなショーはやはり映画館で見て欲しいな。
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2007年02月17日

それでもボクはやってない

周防監督11年ぶりの作品ということで、邦画を(わざわざ)映画館に見に行きました。カチンコ
前作Shall We ダンス?はテレビで見ましたが結構楽しかったですし、ハリウッドでもリチャード・ギア様&ジェニファー・ロペス女王様の主演でリメイクされ話題になりましたね。
映画
それでもボクはやってない
監督・脚本: 周防正行
音楽: 周防義和
キャスト 加瀬亮 、瀬戸朝香 、山本耕史 、もたいまさこ 、小日向文世、役所広司
2006年 日本
   船
<あらすじと感想>
舞台は日本、フリーターの金子徹平(加瀬亮)は就職面接の為、朝の通勤ラッシュの電車に乗り込んだ。
下車した駅で女子中学生から「痴漢」と言われてしまう。
身に覚えのない金子は話せば分かってもらえると思い、大人しく駅の事務室に行ったが、彼の主張は全く聞き入れられず「痴漢」として警察に連行されてしまう。
取り調べでも頑なに「無罪」を訴える金子は、その日から留置所暮らし、ついには告訴され裁判で無実を訴える戦いが始まったのだった。

まったくフツーの青年が身の潔白を証明する為にどれだけ苦労しなければならないのかを知り、恐ろしく思いました。がく〜(落胆した顔)
日本の警察の取調べ、供述書の実態や、裁判制度の問題点が浮き彫りになればなる程、日本で何かの犯人と容疑をかけられてしまったら、本当は無罪であろうと「もうオシマイであるに等しい」と言うことを知ると虚脱感さえ覚えます。
現代の日本における「裁判」の現実を知るにつけ公明正大という言葉の虚しさを感じるのは私だけではないはずです。
  ビル
日本人の無気力・無関心が日本の政治や司法をダメにしているんだろうなぁ。
大勢を動かすことは容易ではないと思ってしまう無力感がイケないんだろうなぁ・・・と考えてしまう映画です。

ところで、この映画のクレジットにフジテレビのプロデューサー亀山千広さんのお名前が載っていました。フジテレビの人気ドラマを映画化し、現在の邦画ブームの火付け役となった辣腕プロデューサーの亀山氏、日本映画界では重鎮中の重鎮なのでしょうね。
ふーん。ふくろ
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2007年02月16日

あなたになら言える秘密のこと

「死ぬまでにしたい10のこと」のイザベル・コヘット監督と主演女優のサラ・ポーリーが再び手を組んだ感動の映画と聞いて、先日この映画を見る為に初めて六本木ヒルズにあるTOHOシネマズに行って来ました。
六本木らしく夜遅い上映もあるのが特徴の、なかなかお洒落なシネコンでした。

あなたになら言える秘密のこと
The secret life of words
監督・脚本イザベル・コヘット
総監督:ペドロ・アルモドバルほか
出演:サラ・ポーリー、ティム・ロビンス、ハビエル・カマラ、レオノール・ワトリング
2005年スペイン

あなたになら言える秘密のこと.jpg
<あらすじと感想>
ハンナ(サラ・ポーリー)は誰にも話せない過去の秘密を抱え、家と工場を往復するだけの単調で孤独な毎日を送っていた。
ハンナは世間と自分の関係を遮断した状態で生活している。
ある日上司から1ヵ月の休暇を取るように命じられハンナは仕方なく旅に出ることに。
何の目的も無く訪れたのは寒々とした港町。
そこで偶然、油田採掘現場の事故で火傷を負い一時的に視力を失っている男を看護することになる。

旅行といってもただ家を出てきただけだったし、時間を持て余していたし、あまり多くの人に会わなくてすみそうだからと言う理由でやって来た無口なハンナ。
彼女が担当する患者のジョセフ(ティム・ロビンス)は、すぐには病院に運び込めない程の大怪我にもかかわらず、饒舌でユーモアに満ち溢れていた。

海の上での隔離された環境の中、ハンナはそれぞれに孤独を背負った油田採掘所の風変わりな男たちに少しずつ打解けて行く。彼らは彼女の孤独を感じ取り、詮索することなくほっておいてくれる優しさを持っているのだった。

そしてジョゼフを陸の病院へ搬送する前日、ハンナは心の底に封印していた秘密をジョゼフに語りはじめた・・・。

とても若い女性の1人暮らしとは思えない質素な部屋にひっそりと住み、食べ物にも無頓着、時間をつぶす目的で刺繍をする、生まれつきではないけれど耳が不自由、異常なまでに清潔好き、友達を作ろうとしない・・・こんなハンナをサラ・ポーリーが自然に演じています。
特に大げさな表現が無いので、よりリアルに彼女の抱える孤独と秘密が浮き彫りにされます。
ティム・ロビンスもすっかりメタボな体になってしまいましたが、その語り口は魅力的で、とても素敵なジョゼフ役でした。
きっとあの状況ではハンナでなくとも彼に惹かれるでしょう。
女性と違って男性の魅力は若さや外見ではないんだよなーとつくづく感心しました。
ラスト近くのクライマックスの、ハンナの独白シーンで、彼女の抱えた秘密の大きさに動揺するのはきっとジョゼフだけではありません。考えさせらる事が多い映画です。
最後に、時折聞こえていた小さな女の子の「声」が誰の声であったかもわかるハズです。
私の今年のテーマでもある「再生」をテーマにした良い映画でした。
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2007年02月15日

クィーン

ゴールデングローブ賞でヘレン・ミレンが主演女優賞に輝いたことで俄然注目が集まった本作品を見てきました。

クィーン THE QUEEN
2006年 イギリス
監督:スティーヴン・フリアーズ
脚本 ピーター・モーガン
音楽 アレクサンドル・デプラ
出演:ヘレン・ミレン、 マイケル・シーン、 ジェイムズ・クロムウェル、シルヴィア・シムズ、アレックス・ジェニングス
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<あらすじと感想>
舞台は10年前、1997年のイギリス。
8月31日にパリで交通事故の為ダイアナ元皇太子妃で逝去した。
この訃報を契機に「悲劇のプリンセス・ダイアナ」、「王室不要論」がイギリスだけでなく世界中を沸かせました。

英国のパラと言われたダイアナの死を当時世界がどのように受け止めたか、そして英国王室はどう対応したかを、エリザベス女王側の視点でドキュメンタリー風に描いています。

映画を見る前は「英国王室の内情を暴露するようなゴシップ系の映画なのになぜ数々の映画賞を受賞する程に評価されているのかしら?」と不思議に思っていましたが、実際映画を見た後に納得しました。
物語はダイアナ元妃の死後イギリス国民が王室不要論へと傾いて行く中、国民との信頼関係と愛情を信じていたエリザベス女王の苦悩を中心に思いのほかスリリングに描かれており、脚本も担当したフリアーズ監督の手腕と女王役のヘレン・ミレンの演技力のお陰でバランスが保たれた良い映画に仕上がっておりました。

例えば、10年前の実際の映像「王室一家がバッキンガム宮殿の門の前に飾られた花束に添えられたメッセージを読んでいる」シーン、この時に実はエリザベス女王はダイアナ宛のメッセージを見て「自らが信じてきた国民の王室に対する感情」を知り裏切られたと感じ、敗北の悲しみと失望に満ちていたなんて、その映像をテレビで見ていた当時はそんな事はあまり考えていませんでした。
当時、イギリスの人々の思惑がどんなものであったかというのを、今改めて知るのはとても興味深く、女王にも親しみを持ちました。
(ピンクの起毛のガウンに湯たんぽを抱える姿はキュートなおばあちゃんです。)

当時、首相に就任にしたばかりのトニー・ブレアが国民と王室の狭間で苦慮する様子や、英国王室のメンバーや彼らを取り巻く人々の思惑がどんなものであったかというのを「実物と似ている俳優さん」が演じてくれるので、フィクションだったとしても、リアルな感じでした。(笑)

「英国万歳」、「ゴスフォード・パーク」などにも出演しているヘレン・ミレンさん、ハリウッド型の美顔&スタイル命ではない、味のある年の取りかたをした良い女優さんです。
こういう女優さんはヨーロッパに多く、ハリウッドには滅多にいませんね。
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2007年02月11日

硫黄島からの手紙

ゴールデングローブ賞ノミネート作品なのでチェックしました。
今年のchicaは一味違います。邦画もみるわ!
昨年あれほど邦画ブームだったにもかかわらず邦画を見ていないchicaですが、今年は早々に映画館に行って見てしまいました。(ってセリフはオール日本語だけどクリント・イーストウッド監督のこの映画は邦画というカテゴリーではないかも・・・)
この後、邦画では周防監督の「それでもぼくはやってない」を見てみようと思っています。

硫黄島からの手紙
Letters from Iwo Jima
製作・監督:クリント・イーストウッド
製作:スティーブン・スピルバーグ、ロバート・ローレンツ
原案・ポール・ハギス
脚本:アイリス・ヤマシタ
音楽:カイル・イーストウッド、マイケル・スティーブンス
出演:渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、裕木奈江、中村獅童
2006年アメリカ

<あらすじと感想>
第2次世界大戦時の最も悲劇的な戦いと言われる「硫黄島の戦い」を、日本側の視点から描いた戦争映画。
硫黄島でアメリカ軍を悩ませた名将である栗林忠道中将(渡辺謙)と彼の部下たちによる死闘が一人の若き日本軍兵士・西郷(二宮和也)の目を通して描かれています。
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当時の陸軍の中将としては異端児だったのではないかと思う程、無意味な精神主義を嫌い、全ての兵士の命を尊重し、現実的な作戦を展開し、常に日本を守る為の軍人であることを信条にしていた司令官だった栗林中将。
援軍の見込みも無く、生きて帰れないという絶望の中、いっそのこと潔く玉砕することを選ぼうとする指揮官が多いが、栗林はあくまでも生きて戦う事を主張する。こんな精神力の強い日本人が昔はいたんですね。

一方、最後の最後まで軍人として敵と戦い抜く道を選ぶ彼に逆らい「玉砕」を望む部下も現れて・・、小さな島の小さな軍隊の中にも、陸軍海軍の反目や上官との軋轢などの齟齬が存在するんです。
人間の性なのか、あんな事態でもまだいがみ合うなんて悲しい。

監督が日本人でない為、天皇の御為とか、玉砕とかを美化することなく、むしろアメリカ人視点で「理解しにくいもの」として描いている。
第二次世界大戦末期の日本の軍隊の迷走ぶり、日米両国の兵士達ひとりひとりに同じように母や家族、そして恋人がいたことを、現代人の視点から冷静に描いており、力まない反戦メッセージになっているような気がする。

この映画とは対をなすアメリカ側から硫黄島を描いた「父親たちの星条旗」は既にロードショーが終わっているのでDVDが出るまで待つつもり・・・
posted by Chica at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月10日

初ジャニーズ

かれこれ5年越しで熱烈にお誘い頂いていたジャニーズ 堂本光一さんのミュージカル「Endless SHOCK」に行って来ました。ぴかぴか(新しい)
今年はなるべく好奇心旺盛に生きようと思っていたし、「宝塚」も以前体験したことだし、そろそろジャニーズも見せて頂く時期かも・・と言うことで先輩のラブコールに答えることになりました。かわいい

実際舞台を見て、ミュージカルというより様々なアトラクションが目白押しのボードビルショーという印象を受けました。夜
舞台を見て特に印象深かったのが、舞台装置の酷使(?)です。
様々なミュージカル、舞台、コンサートなどをみているchicaですが、帝劇の舞台装置をあんなにフル活用、超多用しているのは他に見たことがありません。ぴかぴか(新しい)

主役の堂本光一さんもずっと舞台に出たままで大変だったでしょうが、私は裏方の大道具さん達が過労死しちゃうんじゃないかと思う位に立ち働いている様子をまざまざと思い浮かべてしまいました。いす 時計
せり出し、周り舞台、幕や背景、階段、そのた仕掛け用のセット・・・ありとあらゆる舞台装置が2つ3つと同時に動き、流れるようにどんどん変わって行くようすは圧巻です。晴れ
ミュージカルと言っても歌・ストーリー重視というよりは、宙吊り、太鼓・パーカッション、ファイヤーダンス、タップダンス、マジック、殺陣・・・などなど光一さんがまるで「ひとり新春かくし芸大会」さながらに次々と技を披露してくれます。
ハードスケジュールの中でよくあれだけの芸やダンスの振り付けなどを覚えているな・・・と感心するほど盛りだくさんのステージでした。さすがプロですね。
あれだけフルに動いていれば、公演中に5kgとか体重が減ると聞いても不思議はありません。夜
それにしても光一さんは想像以上に華奢でした。そのうえ小柄なので、まるで「星の王子様」みたいにジャニーズ特有の王子様のような衣装(それも金、白、黒、赤、青・・・と各色用意されている)が良く似合っておりました。ハートたち(複数ハート)ハートたち(複数ハート)
流石は「王子」と異名をとる堂本光一さんです。

そして光一さん、ダンスの時の手の動きがとても綺麗でした。黒ハート
踊るときの美しさにとても気を使っている様子が伝わって来て、常に美しい表現を求める姿はダンサーの鑑ですね。
ダンスのスタイルは先輩「東」さんに通ずるのもがあり、「東」さんの後継者って感じでした。ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)
ジャニーズの舞台やイベントはファンクラブに所属しないとチケット入手が困難だそうなので、これが最初で最後のジャニーズかも知れませんが、ファンの皆さまの様子、舞台鑑賞の為の独特のお作法、帝劇名物の肉まん!など、舞台と合わせてとっても楽しく過ごせました。
posted by Chica at 01:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月08日

イン・ザ・カット

夜中の3時過ぎまで眠れない慢性寝不足が続いておりますが、さすがに翌日も「なぜかずっと元気!」という時期は過ぎました。「躁」の状態から抜け出したのかもしれません。
本日も冬の夜長に映画評を・・・・

メグ・ライアンが「演技派」という枕詞が欲しくてわざわざニコール・キッドマンから主役を奪ったといわれている、ジェーン・カンピオン監督の「イン・ザ・カット」をご紹介します。
果たして苦労した甲斐はあったのか、メグ?
私は製作側にまわったニコールの方が賢かったと思います。

イン・ザ・カット映画
IN THE CUT
2003年アメリカ
監督:ジェーン・カンピオン 
脚本:スザンナ・ムーア 
製作:ニコール・キッドマン 、ローリー パーカー 
出演者:メグ・ライアン 、マーク ラファロ 、ケビン・ベーコン 、ジェニファー・ジェイソン・リー

<あらすじと感想>
舞台はニューヨーク、大学で英語講師を務めるフラニー(メグ・ライアン)は、他人と一定の距離をおくことで心の平穏を保ってきた女性だった。猫
ある日彼女の家の近くでバラバラ殺人事件が起こる、犯人らしき人物を目撃したフラニーは事件の担当刑事マロイ(マーク ラファロ)に事情聴取を受ける。
このマロイとの出会いが彼女の心の均衡を崩し始め、非日常的で甘美な官能の世界へとおちていくことに・・・。ハートたち(複数ハート)ハートたち(複数ハート)

キュートな笑顔で「ハリウッドの恋人」的存在だったメグ・ライアンが、年齢的にもピンチになり、スランプ気味だった自分に活を入れようとしたのだろうか。
とにかく演技派を目指し、可愛いイメージを一新すべく、「ピアノレッスン」で女性の官能を描いたら天下一品と評されるジェーン・カンピオン監督とタッグを組んで挑んだラブ・サスペンス映画です。カチンコ
自ら積極的にヌードを披露しているが、「チャーリズ・エンジェル」でキャメロンちゃんと並んでも引けを取らない見事な人体改造で女優のド根性を見せたデミ・ムーアのような気合が無い為なのか、メグの場合は披露するような体を作る前に映画がクランクインしてしまった模様です。夜

新境地に挑む意欲が虚しく空回り、悲しい結果となりました。
相手役のマロイも魅力的には見えませんでした。
何で彼だったんでしょうか?
役を奪われた製作側ニコールの軽い復讐だったのかしら?
posted by Chica at 03:21| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月07日

リトル・ミス・サンシャイン

良い子供は家族を救うのですね。主役のオリーブちゃんはまさに家族にとって「太陽の光」のような存在でした。この映画、小作品ながらサンダンス映画祭をはじめとして多くの国際映画祭で絶賛され、ゴールデングローブ賞にもノミネートされた作品だけのことはあります。
見た後にほのぼのとするアメリカ版「子はかすがい」映画です。
リトル・ミス・サンシャイン
LITTLE MISS SUNSHINE
2006年 アメリカ
リトルミスサンシャイン.jpg リトルミスサンシャイン2.jpg
監督:ジョナサン・デイトン / ヴァレリー・ファリス
製作:アルバート・バーガー / デイビッド・T・フレンドリー
脚本:マイケル・アーント
音楽:マイケル・ダナ
出演:アビゲイル・ブレスリン、グレッグ・キニア、トニ・コレット、ポール・ダノ、アラン・アーキン、スティーヴ・カレル
<あらすじと感想>
舞台はアメリカの片田舎。
ちょっと小太りの眼鏡っ子のオリーブ(アビゲイル・ブレスリン)ちゃんの夢は美少女コンテストで優勝すること。(なぜか)地方予選で第2位に選ばれていたオリーブちゃんは、第1位の子が不正にダイエットしていたことが発覚し、タイトルを剥奪された為、繰り上げ優勝となり急遽LAで開催される「リトル・ミス・サンシャイン」コンテストの出場権を手に入れた。
夢の実現が目の前にせまったオリーブちゃんの為、問題だらけの家庭は一台の黄色いワゴンに乗り込んでLAを目指すことに。
車を運転する父リチャードは、仕事をやめ「独自の成功メソッド」で一旗あげようと家財をつぎ込み営業活動に励んでいる。助手席には家庭に疲れ家事を放棄ぎみの母シェリル(トニ・コレット)。
後部座席に座るのはシェリルの兄フランク、彼はゲイの恋人と職業上の矜持を同時に失い、自殺を図った挙句、この家に引き取られたばかり。フランク叔父さんの隣にはコカインで老人ホームを追い出されたおじいちゃんとニーチェに傾倒し空軍学校に合格するまで「無言の誓い」を立てて一言も話さないオリーブのお兄ちゃん。
てんでバラバラに勝手なベクトルで生きていた家族が、幼いオリーブちゃんのコンテストにかける夢を叶える為の旅を通して、ひとつになっていく心温まるロードムービーです。
確かに小さい子供がいると、自分のちょっとしたワガママやイライラも我慢して歩調をあわせようとしますよね。そのちょっとの譲り合いが家族にとっては大切で、小さい子供の笑顔がそんなちいさな我慢をいとも簡単にしてくれるというのを実感する映画でした。
子はかすがい、昔の人は短い言葉で家族の真理を表現しているなと思いました。

とにかく主人公のオリーブちゃんが、健気で可愛らしい。
彼女のお願いならちょっと無理しても聞いてあげようと思う。
他のミスコンずれしたライバルの子供達の作られた笑顔(最近はこんな子供ばかりみかけます)より、オリーブちゃんの素朴さを誰もが愛するハズです。
おじいさん、お兄ちゃんのキャラも気に入りました。
個人的にもルネッサンス(再生)が今年のテーマなので、癒されたし、ピッタリの映画でした。
posted by Chica at 03:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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