2006年09月25日

ダンス魂に火をつける映画「ライズ」

「この映画の中のダンスは早回しではありません」exclamation&questionと冒頭にテロップが出るという噂のダンスドキュメンタリー映画。渋谷のレイトショー上映をしていた時に是非見に行きたいと思っていながら結局行きそびれてしまっていた所、DVD化されたので早速借りてみました。CD
彼らのようには決して踊れないだろうし、ダンスの方向性がCHICAとは全く違うけれど、この映画を見てダンス魂にさらに火がついた気がします。黒ハート踊りたい!
RIZE ライズ
監督: デヴィッド・ラシャペル
出演: トミー・ザ・クラウン 、タイト・アイズ 、ドラゴン 、ミス・プリッシー
2005年 米国
Rize.jpg
<あらすじと感想>
ファッションカメラマンとして有名なデヴィッド・ラシャペルさんがアメリカ西海岸のスラム街で踊ることが生きる証のような若者達をフォーカスして撮影したドキュメンタリー映画です映画
ドラッグと拳銃とギャングによる暴力の絶えない街で生きると言う事は生易しいものではない。家族が刑務所に行くのがそれほど特別でない環境で育つ子供達がギャングにならずに成長するのは難しい。そんな中、元ドラッグディラーだったと自らが語る「トミー・ザ・クラウン」氏はピエロの扮装をしてダンスを踊るクラウン・ダンスを始めた。リゾート
お誕生会等のイベントでビジネスとしても成り立つシステムを確立すると共に、クラウン・ダンスを地域の子供達に教え、ダンスの楽しさを伝えている。
彼の始めたクラウン・ダンスはギャングになるしかなかった子供たちに、新しい未来、新たな可能性を提示した。若者たちはダンスを通じて、思い通りにいかない自分の人生への焦燥感、怒りなどを昇華させ、ドラッグや銃から自らを守り、ギャングから離れて生きていく道を見つける事が出来たのだった。
踊ることは彼にとって「生の証」。内包するエネルギーに満ち溢れ、社会に対する不満や怒りを爆発させる彼らの姿を見ていると、誰もがDANCEはLIFEそのものと感じるでしょう。美しく踊りたいと考える前に衝動から体が突き動かされるようなダンスは見ている者の心を荒々しく鷲掴みします。黒ハート
ダンサー達の衝動を見事に表現するラシャベルの映像と音楽に魅入られて、思わず一緒に踊ってしまいました。踊りながら映画を見るというのは映画館では出来ませんから、DVDになってから見て良かったのかも・・・(笑)
又、CHICAはダンサー達が施すメイクアップにも注目しました。単なるピエロのメイクの域を超えアートの世界に突入しています。特に絵筆を使うでもなく、タオルや手で美しいデザインのペインティングを顔に施していく彼らの才能に感心しました。
ただ激しいダンスシーンを映し出しているだけでなく、彼らが激しく踊れば踊るほど、内側に秘めた苦悩や米国社会の厳しい現実も伝わってくるそんなドキュメンタリー映画でした。
posted by Chica at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月13日

久しぶりに映画

日曜日にずっと見たいと思っていたアレクサンドル・ソクーロフ監督の「太陽The Sun」を見て来ました。映画銀座と新宿の2館のみのロードショーゆえ、シネパトスなのに(失礼)整理券が出るほどの盛況ぶりでした。
なんと7月からずっと映画を見ていませんでした。exclamation映画好きのchicaには過去あり得なかった事で、我ながら驚きです。がく〜(落胆した顔)これではいけないと思い、久しぶりに映画モードをオンにして、ビデオ屋さんにも出かけてます。それにしてもツタヤさん新作1泊で490円って高くない?それなら映画館(レディースディ千円)の方がずっと納得が行くなぁ・・・ぶつぶつ・・・
太陽晴れ
監督・撮影:アレクサンドル・ソクーロフ
製作・音楽:アンドレイ・シグレ
脚本:ユーリー・アラボフ
出演:イッセー尾形、佐野史郎、桃井かおり、つじしんめい、ロバート・ドーソン
2005年製作 ロシア=イタリア=フランス=スイス合作映画
<あらすじと感想>
時は1945年・東京、終戦直前から、戦後マッカーサーGHQ総司令官との会談を経て、「人間宣言」をするに到るまでの日本の天皇ヒロヒトの姿を丹念に描いている映画です。カチンコ
ロシアが誇る映像作家と言われるアレクサンドル・ソクーロフ監督が、第一部としてヒットラーを描いた「モレク神」、次に「牡牛座」でレーニンを描き、三部作としての締めがこの昭和天皇を描いた「太陽」だと聞き、更には日本上映前にベルリンを始め世界各国で評判だった・・・と聞けば是非見に行きたくなるのが人情です。ぴかぴか(新しい)
イッセー尾形のポスターもなんとなくヒロヒトっぽく見えたし・・・
映画はああロシア人が作った映画なんだな、という感じでした。
映像は凝っていて美しく、静かにひたすら重苦しい空気を纏った湖のようでした。三日月
終戦時の天皇をひとりの人間として当時の底知れぬ孤独と苦悩を、侍従達を道化に見立てたお能のような形式とユーモアによって描いているのですが、細かく各所に「それは無いでしょ」という突っ込み所があり、映画の中に埋没出来ず、映画との間に距離感を感じつつ時間を過ごしました。
昭和天皇そっくりと評判のイッセー尾形氏でさえも1945年前後の天皇はもっと若々しかったでしょ、と突っ込みを入れたくなりました。
映画を見て思ったのは、日本のこと、天皇のことについて自分が余りにも知識不足であることでした。学校で習った覚えもありません。こんなに自国のことを知らない事に不安を覚えました。
もし外国の人達がこの映画を見て、額面どおりに受取ったらどうしよう?私はこの映画はアレクサンドル・ソクーロフ監督の芸術で、実際の昭和天皇はこういう風ではなかった。とちゃんと説明できるのだろうか?それだけの事実を知っているのだろうか?
少なくとも友人にちゃんと説明できるくらいの知識は持っておかなければと思わせ、芸術的でありながら、(chicaのような)日本人にとっては教育的でもあるのかな?とおもえる映画でした本
posted by Chica at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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